SNS/サブスク時代のアーティストブレイク戦略

久しぶりの更新。

嵐、その前の星野源と、大物アーティストのサブスク解禁が続きました。

open.spotify.com



日本の音楽シーンにも、いよいよソーシャルネットワークとサブスク(サブスクリプション型ストリーミング音楽サービス)で音楽を発信する時代の到来を実感する契機になったと思う。
 

世界の音楽シーンは10年以上前からYouTubeMyspace、そしてSpotifyから新しいスターが生まれている。

YouTubeで脚光を浴びたJustin Bieber、MySpaceから登場したADELE、Twitter、インスタを駆使しヒットを生み続けるTaylor Swift、Spotifyの普及でサブスクを活用し世界的ヒットを生むEd Sheeranなどなど。

2、3年ほど前ぐらいから、このサブスクがけん引し、世界の音楽業界の売上がV字回復したことで、日本でも解禁の流れが進み、いよいよサブスク時代が到来しようとしている。

 

世界的な音楽トレンドにまで到達したK-POP 

ネットを駆使して、遂に全世界マーケットにまでリーチしたのは日本でも人気のK-POPだ。

BTSビルボード1位はネット戦略抜きに語れない。
それは一朝一夕で実現した成功ではない。

YouTube施策が注目されたBIG BANGや少女時代、そして、PSY「江南スタイル」の世界的ヒットを経て、現在BTSやTWICEは、全世界でネットを通じて人気を得ている。

そして、BTSのBillbordチャート1位という快挙は、サブスク時代が到来と無関係ではない。TwitterYouTubeSpotifyがカウントされている今の時代のランキングのアルゴリズムに、強力なファン行動(ファンダム)により、Spotify再生がカウントされ、一種のランキング・プロモーション効果を上げ、一般層へと飛び火している。

 

ブレイクを目指すニューカマーに勧めたいファンベースの構築

つまり、現在のネット躍進にファン・アクションは不可欠なのだ。
SNS時代においては、ファンは、メディアの情報を受け取り、作品を鑑賞する受け身の存在ではなく、能動的に行動し、作品やアーティストの魅力を広める存在へと進化を遂げている。

SNSとの連動が整備されたSpotifyはバイラルチャートなど曲の力でリスナーを広めるルートを用意している。
そこに乗せて、曲を広めるには、初動の再生数を回す必要があり、新人アーティストがそこで曲を広めるにはファンベースの構築が有効である。これはYouTubeにおいても同じだろう。

 

ソーシャル/サブスクをミックスしたアーティスト戦略

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基本SNS
Twitter
Instagram
YouTube

一般の人が日常的に使用するSNSツール(検索ツールでもある)
使って当たり前、ネットにおける「水道、ガス、電気」のような不可欠なツール。
ここにアカウントやコンテンツがないのは、存在しないのと同じ、と言える。
フォロワー数、登録者数を増やし、常にリーチできる客層を増やす事が必要。


サブスクリプション型ストリーミングサービス
Spotify
Apple Music
・LINE MUSIC
など


テレビ、ラジオ、雑誌、CDショップといった既存の音楽発信とは違い、次の時代はSNSと連動したサブスク型ストリーミングサービスが音楽発信の中心となる。
各サービスの特性を捉え、発信していく事でブレイクへと近づく。

 

★誰でもサブスク系音楽サービスに配信できる

配信仲介サービス
Tunecore
BIG UP!
など

上記の、ストリーミングサービスに曲をアップするには?
これらの配信仲介サービスは、オンラインで、楽曲データ、ジャケット画像データと文字情報を登録すれば、誰でも全世界に楽曲を配信できる。

 

★ファンベース構築
どんなツールを使ってファンを獲得し、ファンダムを形成するか

 

ライブ配信アプリ
SHOWROOM
LINE LIVE
など

リアルタイム・コミュニケーションが可能なライブ配信でコアファンを獲得する。さらに課金収入を得る。リアルタイムなので拡散はないが、着実にファンや応援者を獲得できる。そして、パフォーマンスを磨くことも出来る。特に、SHOWROOMLINE LIVEスマホゲーム的なバトルやオーディション要素が伴い、リスナーに刺激と一体感を与え、強力な応援者を獲得できる。

 

音源共有ツール
Soundcloud
Eggs
nana
など

自分の音楽性に合ったツールを選び、楽曲をアップ、繋がりを構築しコアファンを掴む。グローバルなダンスミュージックや同人系はSoundCloud、J-POPやロックバンドはEggs、歌ものやアニソン系はnana、、といったように、ジャンル的なつながりでファンやネットワークを増やすことが出来る。

 

新しく現われるサービス
TikTok
など

YouTubeよりスピーディーでライトな動画ツールなど、新しい流行を生み出すツールでは、参入者が少なく先行者利益を得られる。やがてTikTokに続く更に新しいツールが現れる事も予想される。

 

★マネタイズ

音楽活動には「お金」が必要、ブレイクするまでは、活動の中で資金を得ていかなくてはいけない。

 

デジタル・ファンクラブ
bitfan
fans'
fanicon
など

誰でも簡単にサイト開設し、ファンとのコミュニケーションを図りながら、月額収入を得る。そして、ファンベースを構築する。

 

クラウドファンディング系サービス
Makuake
CAMPFIRE
Muevo
CHACCA
など

ライブチケット販売
Peatix
TIGET
LivePocket
など

グッズ販売
BASE
STORES.jp
など

当初より、違和感のなくなったクラウドファンディングで資金調達する。単なる金集めではなくプロモーションにも有効だろう。

 

 

ざっと、挙げさせてもらったが、
今の時代において大事なのは、これらをどのように使い来なし、「制作」「ライブ」「宣伝・販売」の現場において、アーティストコンセプト形成や、ターゲット設定&攻略を成し遂げていくことだろう。

各サービスの詳細、使い方など聞きたいという方は、気軽にSNSやイベントなどで、どしどし尋ねてください。
沢山の方のお役に立ちたいと思っております。

 

 

脇田敬

https://twitter.com/wakiwakio

https://www.facebook.com/takashi.wakita

著書『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務』

ニューミドルマン・コミュニティ
https://nmm.bitfan.id/







 

 

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