MUSIC AWARDS JAPAN 2026、プレミア&グランド・セレモニー、約7時間の授賞式に会場参加しました。

Mrs GREEN APPLEや藤井風、サカナクションといった主要賞の受賞結果やパフォーマンスに、会場も中継を観た人も湧いていて、2回目の今年は昨年以上に話題を呼んだと感じた。一方、ネット上では賛否の「否」の声もあがっている。これは今の時代のよい点ではないだろうか?一つはその声が目立つほど、注目されたという事であり、また、その声が運営に届き、今後改善されるに違いないからだ。
このAWARDSや運営のCEIPAは、ネットの存在をベースとなるコンセプトに取り入れている。なので、「内輪の集まり。昔の芸能と変わらない」という意見もあるが、それは違うと思う。
「内輪」かもしれないが、その「内輪」は開かれていると関係者の言動からは感じる。
CEIPA加盟団体以外にも開かれた組織であろうという意思を感じるし、リスナーやアーティスト、関係者のための組織だという考えが前提にあるはずだ。
今回、感じたことを発信した人は来年、その次の年「私の意見は届いた」と感じると思う。もし、そうでなければ廃れるだろう。
さて、そんなMUSIC AWARD JAPAN 2026の気になったポイントを書いておきます。
■サカナクション
プレミア・セレモニーの頭から、グランドの最後まで、裏方賞での山口氏のエモーショナルな姿、「怪獣」のライブ・パフォーマンス。いろんな面で、日本の音楽界の一つの基準を見せてくれたと感じました。音楽人としての矜持のようなものです。
■アイドル
今の日本の音楽産業を支えているのは「アイドル」だ。一方、そこに依存してはいないか、とも思った。「推し活」という名の消費が前提条件となるファンの参加を肯定し過ぎていいのだろうか。
しかし、昨年末の紅白歌合戦が、MILK!やKawaii Lab系を、その年の顔としてしっかり位置づけなかったことによって、芯が弱いプログラムになっていたと感じたので、アイドルが求められ、数字の結果を残している事にはスポットが当たらないといけない面がある。Awardsとして、その存在が目立つのは必然だと思った。
■部門賞
ステージ系の部門賞の新設は、日本の音楽業界にとって大きな一歩だと思う。音楽業に携わる者として感動した。アートワークやMV、スタジオエンジニア、こういった方々が讃えられることが、音楽を発展させる。
そして、学生賞、この存在が、若い人にとってどれほどの励みになる事だろう。
ジャンル賞ももっと盛り上がっていってほしいと願います。
■海外アーティスト
アジア各国の賞とアジア楽曲賞について。今回、各国賞の発表に加えて、Cup of Joe(フィリピン)Hindia(インドネシア)のパフォーマンスがあった。グランドセレモニーにおいて、サム・スミスのパフォーマンスがあった。この意味も大きいと思う。「世界」を見据えたAWARDSなので、海外アーティストのパフォーマンスは有言実行だと感じた。音楽関係者が多く集う場で、海外のアーティストのパフォーマンスを通して交流することが、日本の音楽を世界に伝えるために非常に重要なのだと思いました。
■音楽と金、力
高市首相がGALA Partyに出席し、スピーチしたことへの反発の意見がある。政府によるコンテンツ政策と繋がったCEIPA、MUSIC AWARDS JAPANについて批判の声を見かける。この事について考えたい。
「音楽と金」の問題である。私は、音楽は「金」が発明される前からあったと思っている。経済や政治、社会システムより前に、音で感情を伝え合うことが存在していたと思う。なので、音楽の持つ力は、金なんかには負けないと信じている。
未来は音楽のような表現が機能することで良くなると思っている。
一方で、「金」のおかげで音楽が発展するとも思っている。金や市場は、感情や表現を運ぶ血液のようなものだと思う。金があるから、いい音楽は広まる。いい音楽を金が運んでくれる。これが、資本主義経済における、音楽ビジネスの姿だ。
日本における音楽産業やエンタメ産業は、かつてなかった状況に置かれている。国策として、主力産業としてのエンタメビジネス、音楽ビジネス。国民の税金から生まれた、お金の力で、より遠くまで音楽を届けることができるかもしれない。しかし、強靭な音楽思想なしでは、金と力を使ったつもりが、金に使われる存在になる。そんなリスクを孕んでいる。
私たち音楽人は、自らの心の奥にある真に純粋な音楽の魂に立ち返りながら、この世界的なコンテンツ戦争に参戦する、そして生き残らなければならない。
■批判と批評
1日中、AWARDSのセレモニーで各エントリーと受賞に拍手を贈り続けた。音楽を讃える場とは、なんと素晴らしい場なんだろう。昨年も感動したポイントだ。しかし、一方で、そんなすべてが完璧で、いい事ばっかりな世界が果たして音楽的なのか?という気持ちも浮かぶのも自然なことだとも思った。
「批評」の存在の重要さということではないか。なので、ネットの賛否の「否」はいい事だろうと思う。「業界」というシステムが今後も機能し続けるとしたら、自由な意見を受けることが大事であると思うし、冷静で建設的な批判をポジティブに変換する装置こそが、このAWARDSなんじゃないかとも思った。
今回、授賞式の前日の12日は、MAJ Night Pulseという公式クラブイベントで、渋谷の花魁でU/M/A/AtoLAB/MLFOでイベントを行ったり、TIMMに出展したり。今回のMAJ Weekには積極的に参加してみました。その報告だったり、いろんなトピックで語りたい事は無限にあるので、今後またいろんな形で発信していきたいと思います。
7月12日にイベントを行います。

https://musicbizfrontline-fes.peatix.com/
徳力さん、望月さん、柴さん、メディアやSNSで活躍する三方をゲストに、ETUの山口さん、そして私がホストに、MAJやCoachelaなどのフェスの場の役割と可能性を語ります。参加して下さった皆様の発言もお聞きしたいです。是非、ご参加ください。
■MAJ公式クラブイベントに参加
OIRAN Warm-up Lounge ”Tokyo Gathering”
presented by U/M/A/A, LAB, Music Lane Festival
in collaboration with MAJ NIGHT PULSE/TIMM
https://music-marketing-lab.com/news/20260609

6/5~13のMAJ Weekでは、沢山のライブイベントなどが行われました。
私たちも6/12に、公式クラブイベント「MAJ Night Pulse」の中で、しぶや花魁にて、イベントを実施しました。国内外の関係者やアーティスト、お客さんと楽しい時間を過ごすことができたことに大きな意味を感じました。
華やかなグランドセレモニーと合わせて、様々なジャンルや人との出会いが、音楽シーンを形成していると思う。自分に出来ることをしっかりやり続けたいと思う。
■Tokyo International Music Market(TIMM)
また、Tokyo International Music Market(TIMM)が、このMAJ Weekの期間6/11-12に行われた。LAB/Music Lane Festival Okinawaとして商談会・ネットワーキングにも参加し、特に海外の日本訪問者とビジネス交流が出来た。
20年以上にわたり、日本の音楽を海外に発信し続けてきた、この取り組みも、MAJやCEIPAに継承されている。
■6/20-25 タイ、バンコクで開催される「Sound of Thailand Music Awards」に招待されました。
www.soundofthailandmusicawards.com
Music Lane Festival OkinawaのMarketing Directorとして参加します。AwardsやFestivalに海外から関係者を招いて、交流をする動きは日本だけでない。
日本から海外へ、海外から日本へ、海外から海外へ。
現代音楽ビジネスと音楽シーンは、オンラインだけでなく、人の動きもネットワークしている。
■Music Lane Festival Okinawa 2027 2027/1/22(Fri)-24(Sun) 開催決定!
・アーティスト公募 6/10(水) 開始
・ビジネスパス スーパーアーリーバード 6/1(月) 販売開始
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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脇田敬
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