このボーカロイド文化は、n次創作文化と言われ、誰もがクリエイターになれる時代を先取りしていました。初期のボカロブームにおいて、Livetune「Tell your world」がGoogleのCMに起用されたり、初音ミクがLady Gagaのオープニングに抜擢されたりと、世界的に斬新でユニークなムーブメントとして評価されていたと言えます。
2025年のJ-POPの大きなトピックとして、Adoの世界ツアーのニュースに注目が集まりました。スタジアムクラスの会場で、軒並みソールドアウトを記録し、J-POPの世界的な広がりを象徴するトピックとなっています。このツアーの成功について、TIMM(TOKYO INTERNATIONAL MUSIC MARKET)のカンファレンスでも関係者の話を聞くことが出来ました。
しかし、TikTokが音楽ビジネスに大きなインパクトを与えた年が2019年のLil Nas X「Old Town Road」だとしたら、約6年。盛り上げりを見せたのが2016-2017年ごろと考えると約8年。変化の速いSNSの世界では、この年数は結構長い。世界の音楽ビジネス・シーンでの、近年の急激な市場拡大の原動力は、このショート動画とSpotifyやApple Music、YouTubeのフル尺リスニングの連携です。 しかし、5-8年という長期にわたって、新しいツールでの体験が出てこない状況にあります。数年前、TikTokを触っていて気づいたら2時間ぐらい過ぎていた、、といった体験をしたと思います。今、TikTokはそのようなアツいツールというよりは、もっと身近な標準ツールではないでしょうか。
“Music Lane Festival Okinawa 2026” 10周年を迎える “Trans Asia Music Meeting 2026″の概要を発表
2026年1月30日(金)〜2月1日(日)の3日間、沖縄県沖縄市(コザ)で開催される国際ショーケース・フェスティバル「Music Lane Festival Okinawa 2026 」のカンファレンスプログラム「Trans Asia Music Meeting 2026」の概要と、「グローバルなコーライティング手法を実践的に学ぶ」ワークショップの概要が発表されました。
Session7 「多言語翻訳とグローバル音楽マーケティング」 presented by LAB 講師:脇田敬(株式会社LAB代表取締役)ゲスト:TBA
GO GLOBAL時代の音楽ビジネスに不可欠な言語の壁を超えるコミュニケーション。 音楽マーケティング企業株式会社LABの代表であり『音楽デジタルマーケティングの教科書』の筆者である脇田敬とゲストによる、最新SNSトレンドとライブや音源現場を結びつける”ライブ”なソーシャルマーケティングのノウハウと事例を語る。 日時・会場:TBA 入場無料(要事前登録)
2025年は日本の音楽ビジネスにとって、重要な年になった。日本版グラミー賞を目指した『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』が開催され、かつてガラパゴスと言われた、音楽業界が、”GO GLOBAL”を掲げ、政官や企業メディアと連携し、デジタル時代に実現したグローバルな音楽シーンでの日本の音楽の発展を目指し始めた。
野田氏は2024年のALTER MUSIC AWARDSにて「Contribution to Asia」部門で、 このMLFOの開催が評価され、2024年にアジアでのマーケット拡大・アーティストの活躍に大きく寄与した人物として表彰されている。
このイベントの意味と価値の素晴らしさは、実際現地で参加した人の多くが魅了され口々に語っている。さらに、この形式を取り入れたイベントは、各地で開催されている。8月に渋谷で開催された『CUEW』や、後で述べる『MINAMI WHEEL ASIAN WAVES』など、MLFOに参加した関係者が、MLFOで築いたネットワークを広げ、各地で「ショーケース&カンファレンス・フェスティバル」を開催し始めている。まさに、野田氏のまいた種が芽を出し始めている。現時点で決して大きな規模のイベントではないが、その意味の大きさは多くの関係者の間で語られている。
講座も開催
私の直近のMLFO関係の活動としては、関連講座『Music Lane Open Lecture』にて、音楽マーケティングの講義を11月に2回行う。昨年も『音楽マーケティング・ブートキャンプ in 沖縄』を半年にわたって実施し、MLFOのマーケティングを担った。 ご興味ある方は、沖縄在住の方は対面で、それ以外の方はリモートで参加してください。