新年のご挨拶と菅田将暉「一瞬の美」について

明けましておめでとうございます。
2018年を迎え、ブログをはじめました。

どうぞよろしくお願いします。

 

私達、普通の人が休んでるときに働くのが全然フツーではありますが、休み中に仕事の連絡することには多少の遠慮があります。

それ故に、人から連絡があまり来ない年始は、業務に追われず何かを始めるチャンスです。

あれこれ考え始めて、タイミングを逃す前に、始めます(笑)

 


昨年9月、書籍『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務 答えはマネジメント現場にある!』リットーミュージック)を発売いたしました。

約3年にわたり、制作として関わらせて頂いているニューミドルマン養成講座(東京コンテンツ・プロデューサーズ・ラボ)のオーガナイザーの山口哲一さんが監修して下さり、新しい音楽ビジネスを切り開く、という、講座の目的に沿った本を出版するNEW MIDDLE MAN BOOKSからの発売です。

 

先に出版された、山口さんの『新時代ミュージックビジネス最終講義 新しい地図を手に、音楽とテクノロジーの蜜月時代を生きる! 』という、音楽ビジネスが激変する時代を解説した名著があります。

さらに毎回、最先端の人と情報と出会えるNMM講座も開催されてます。

しかし、そもそも音楽ビジネスって何?、具体的に何をするのかという前提を知らないと大変だと思ったのが、書籍を書く動機となりました。

この『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務』は、入門編というか、実践編という位置づけです。

これから音楽業界に就職したい人、異業種から参入したい人、

そして、タイトルにあるように、今の時代は音楽を創り出すミュージシャンにもビジネス・センスが求められています。

そんな本気で音楽で食っていきたい人にとって、知っておきたい実務の情報をまとめたものです。


読んだ人によっては、当たり前じゃないか、と言いたくなる内容も書かれていると思います。

しかし、ある人にとっての当たり前が、誰かにとっては当たり前じゃない時代。
軽く読み飛ばしながらで結構ですので、一読頂ければと思います。


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さて、このブログでは、

 

・この書籍の内容に沿った音楽ビジネスを知ってもらうための記事、

・ニューミドルマン養成講座や新しい音楽ビジネスについての記事

・実際に今、私が関わっているミュージシャンについての記事、

 

など書いていきたいと思っています。

どうぞお付き合いください。

 

 

 

せっかくのブログなので、年始に絡めたことも一つ書いておきますね。

 

昨年末、TVなのか何なのか、で、ある言葉を聞きました。

 

人気俳優の菅田将暉さんの2017年を振り返ったツイートからの言葉です。

引用しますね。

 

2017年仕事納め。年男らしいバタバタしたこの一年は忘れられない年になりました。色んな所へ行き色んな事をしました。沢山表に出ました。それでも僕は来年からも色んな人との出会いを胸に一瞬の美を追求していこうと思います。本当にお疲れ様でした。では、良いお年を。感謝。菅田将暉

菅田将暉 (@sudaofficial) 2017年12月30日

 

 

何気なく耳にしたこのコメントに、強く惹かれました。

 

それは、「一瞬の美を追求」という言葉です。

2017年、この「一瞬の美」こそ重要だと思う事が多くあったからです。

まさに、音楽の仕事とは、エンタテインメントの仕事とは、そんな問いに、この言葉が多くを言い表していると思います。

 

そのように思っていた私も、10月に受けたインタビューで語っていますので引用しますね。

 ↓インタビューのリンクはこちら

getnews.jp

 

”エンタメ業界は、スピーディーで一瞬一瞬が勝負というか、「今」というタイミングを逃すとマジックは失われる、といった感覚があります。”

 

”メジャーデビューすれば、テレビに出れば成功できるとか、そういう時代ではありません。と、同時にネットやSNSを使えば誰でも音楽を広められるといった簡単な話でもありません。メジャーデビューしようが、インディでネットで発信しようが、必要なのは知識と情報であり、瞬間瞬間をいかに輝かせるかという行為の積み重ねだと思います。本の各章にも書いたことなのですが、音源制作、ライブ、宣伝の各現場で、プランニングやスタッフ/関係者との打ち合わせ、メールやLINEの言葉の一つ一つ、写真のアングル、文字の書体、打ち上げでの飲みっぷり等々……曲やライブは良くて当たり前、宣伝して当然、その先で勝つには、日々スキルを磨き、瞬間ごとに全身全霊をかけ続けることなんだと思います。これは、アーティストもスタッフも同じです。”

 

この事を肝に銘じながら、一つ一つ精進していきたいものです。

 

今年も、一瞬の美を追求する機会を沢山頂けますように。

そして、一瞬の美を追求しようとする新しい仲間と沢山出会えますように。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。