契約終了の事実と証拠【大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻問題】

先日、大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻の教員大量離任の報道がありました。



wakita.hateblo.jp

 

この問題に関心が集まる中、問題が表面化するきっかけとなった契約終了問題について、現状オープンに出来る事実関係を書いておきます。ファクト、エビデンスが存在する情報としてご参考頂ければと思います。

 

1月27日のブログで突然の契約終了について、以下のように書いております。

「2022年4月開講した新専攻「ミュージックビジネス専攻」の立ち上げ準備より携わり、専攻での学生指導の中心の一人として、当然、来年以降も継続して勤める前提の話も多くある状況で、事前に何の相談もなく、通知後も理由の説明もない。紙1枚での契約終了。大きなショックを受けました。現状、大学からは、合理的な理由の説明もなく、契約上問題がないとの返答しかありません。

 

合理的な理由なく、来年以降のカリキュラムや予定が話された上での契約終了は違法性が高いと考えています。法的な根拠を踏まえて交渉し、最悪の場合、訴訟なども検討しております。不合理とも言える一方的な人事が、一般企業と異なる公共性の高い教育機関において、どのような組織的な決定を経て行なわれているのか。再発防止のための原因解明も求めていきたいと思います。」

 

■立ち上げ準備より携わり、専攻での学生指導の中心の一人として、当然、来年以降も継続して勤める前提の話も多くある状況?

 

こちらを証明する証拠は、参加していた定例会議や、メールのやり取り、書類の提出など多数あります。

 

■契約終了について事前に何か相談はあったのか?

 

12/10に通知を受け取る以前に、契約終了について話は一切ありませんでした。

 

■通知後に説明はあったのか?


大学関係者とこの問題について4度話しました。

12/14(2回)、12/15、1/10
その中で理由の説明、書面を求めましたが、回答はありませんでした。


1月10日に、主任から12月14日の面談で説明をしたという発言が一度ありましたが虚言または思い違いでしょう。その場で否定しました。

全て録音があり、面談後再度確認しましたが、理由の説明らしい発言は「協調して一緒にやっていくのが難しいから」という岡本主任の発言のみです。

 

その後、弁護士を通じての書面でのやり取りに入り、下の理由が登場します。

 

■3月24日大学見解「就業規則に抵触する行動」とは?

https://www.daion.ac.jp/news/20230324/

 

大学と弁護士を通じたやり取りの中で、1件大学より指摘されている契約終了理由の具体的な例があります。こちら現状ここに書けませんが、私からは否定しております。

また、就業規則違反についての注意、警告、始末書の提出を求められたことはありません。

通知前の秋ごろ、23年度の授業について具体的な内容、時間割も話し合われていましたので、当然継続するものと思っておりました。書面も残っております。大学が「就業規則違反に抵触する言動」として挙げている例よりかなり後になります。

岡本主任と私は日常的に、笑顔で温和な会話を続けておりました。なので、契約終了通知を受け取った際、大変驚きました。

 

以上、社会問題化した現在、私から提供できる事実関係の補足です。

今後も必要あれば、この問題に関心を持つ皆様に事実の提供を行ってまいりたいと思います。

 

過去の記事

大阪音楽大学から突然の契約終了通知。 - 音楽ビジネスBlog

理由と背景 - 音楽ビジネスBlog

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【その後】0219 - 音楽ビジネスBlog

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【から3か月】 - 音楽ビジネスBlog

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【遂に、大学が公式見解発表】 - 音楽ビジネスBlog

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脇田敬

大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻問題【3/30読売、朝日、Yahoo!トップに掲載】

昨年12月10日に、大阪音楽大学から突然の契約終了通知が届きました。合理的な理由なく、来年以降のカリキュラムや予定が話された上での契約終了は違法性が高いと考えています。

3月30日新しい動きがありました。大手新聞社読売新聞より、以下の記事が掲載されました。

www.yomiuri.co.jp

この記事は、異常事態を社会に知らしめました。
私と、専攻を立ち上げた山口哲一特任教授の契約終了をきっかけに、21人中14名、なんと2/3の専攻教員が離職したことについての記事です。

学生含め、丁寧な取材をしています。
大学の責任ある立場の方もコメントすべきだったと思います。

に朝日新聞!

www.asahi.com

Yahoo!でもトップに

 

多くの人に、この問題が知ってもらうきっかけに。

当事者ではない客観的な立場からの報道は大変有り難いと思いました。
私はこれまで、大学に対してもネット配信においても、事実しか語ったことがありません。大学と法的な交渉を続けておりますが、全て証拠や記録をもとに主張しています。

例えば、記事の中で、大学が終了理由として「在任中の言動等が本学就業規則に抵触すると判断した」とあります。そのような言動の存在を否定しております。大学側から具体的な言動の指摘も受けていません。そして、終了通知直前まで、具体的な来年度の話をしています。証拠もあります。

今回、公正な報道をすることで社会的責任を担い、常にその報道が公正かジャッジされる立場である大手メディアが取り上げたことは、例え、私の主張全てを表していなかったとしても、信頼される情報としてこの問題を広く伝えるものです。

公益性の高い高等教育機関である大学が健全に運営されるために、間違いを認め、正し、再発ないよう改善されてほしいと思います。

組織においては、正しいことを口に出せない状態や、守るために真実を避けてしまうことが古今東西多くあります。

大阪音楽大学が、外の世界の目に触れることで、間違いを受け止め、さらに良くなっていく事を期待したいです。

 

 

過去の記事

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脇田敬

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【遂に、大学が公式見解発表】


大阪音楽大学から、突然の契約終了通知が届いてから約3か月半。

ようやく、ようやく、大学が公式HPに「見解」を出しました。

 

www.daion.ac.jp

トップページのNEWS&TOPICSに掲載された「本学ミュージックビジネス専攻教員によるSNS投稿事案に関する件」という記事です。

タイトルは、SNS「事案」ですが、今回の問題である「契約終了」や「大量の教員退任と専攻コンセプトの変更」について不正確な内容ながらも触れられています。

この問題が始まって4カ月近く、ようやく大学が公式に問題の存在を認めたことは、多くの方の働きかけや拡散が勝ち取った成果だと思います。今後も大阪音楽大学は、公益性の高い高等教育機関として、説明責任を果たすべきと考えます。
引き続き、皆様の応援、関心をどうぞよろしくお願いします。

 

しかし、この「見解」は、誤まりや説明不足が見られます。ここにコメントしておきます。

 

SNSでの誹謗中傷、個人攻撃?
「学生の不安感を煽り、助長することを狙いとした本学並びに専攻教員への誹謗中傷、個人攻撃がSNS上で執拗に繰り返し投稿」とあります。SNSで書かれている内容は、公益性の高い大学として社会的責任に基づいた事実関係の指摘であって、誹謗中傷や個人攻撃には当たらないと考えます。

 

■突然の契約終了通知と合理性のない理由
「有期契約を前提とした専任嘱託教員規程、並びに、非常勤教員規程に基づき判断したものでございます。当該教員の場合、在任中の言動等が本学就業規則に抵触すると判断し、やむなく次年度の契約更新を見送ることと致しました。」と書かれてあります。

事前の説明なし、来期以降の授業内容や専攻運営について具体的な話がなされながら、いきなり郵便での決定通知が行われた事に対して、法的な面で弁護士も交えたやり取りを行っています。「就業規則に抵触する言動」については明確に否定しました。
社会通念上、合理性を欠く人事決定が為された大学ガバナンスについての改善も求めてまいりたいと考えます。

 

■開講わずか1年での大幅な変更
「次年度の教員体制等に影響する懸念」とあります。つまり、山口哲一氏が立ち上げ、学生募集の様々な場面において、繰り返し説明され、発信された専攻が、開講1年で、人員、コンセプト共に大きく変更することについて、本年1月以降、在学生、新入生や保護者からの多くのクレームや問い合わせ、説明を求める声が多数寄せられていることを指していると思われます。

MB専攻のカリキュラムについて、山口氏がブログで経緯を書かれています。当事者による誠実な説明に対して大学からの回答があるべきと考えます。
こちらご覧ください。

note.com

私やKaz Kuwamura氏の2名の専任教員、また音楽ビジネス、ITテクノロジー分野の一線で活躍する客員教授約10名が3月末で退任する大事件となっています。4年制大学において、4年の完成年度どころか、1年で指導体制の大幅変更については、学生、保護者、社会に対して詳しい説明が為されるべきと思います。

 

■公益性の高い教育機関としての説明責任
この問題に限らず、頑なに、起こってしまった問題を閉じ込めようとする大学の体質については、内外でも多くの不満を呼んでいます。手続きの不備や失礼、判断の間違い、調査不足など、今の時代、しっかり受け止めて改善することが重要です。ネット上に限らず、メディアの取材に対しても応え、社会の求める真相解明を行なうのが大学の責任を果たすことになると思います。

 

■学生、保護者への連絡での形だけの説明
これまで、大学からは、学生、保護者へ2回、連絡があります。2月16日に郵便1枚、3月13日に短いメールにて、具体的な説明の無い内容であり、不誠実な内容に不満、不安の声を多く聞きました。3月15日、MB専攻の2年目について”第1弾”としてプレスリリースが発行されております。大量の教員の退任については触れらておりません。https://www.daion.ac.jp/media/20230315_release_2.pdf

「見解」には「新年度の体制は、整備確立しております。」とありますが、確立しているかどうかの判断はお金を払って入学した学生、保護者ありきです。正しい情報と説明をしっかり行なった上で運営してほしいと願います。

 

大学HPには、3月24日まで専攻のトップページには退任が決定している教授や関係著名アーティストの記事が掲載されたままでした。(現在は、削除されています。https://www.daion.ac.jp/mb/
入学者や受験を検討している学生や保護者は、当然HPを参考にします。特に知名度の高いアーティストや先端性、専門性の高い事業実績に関係する内容を掲載したままにした事は、学生の将来設計に大きく影響を与えていたと指摘しておきます。

 

「見解」によれば「新年度早々、学長、教育主任による本件の状況、今後の対応について説明し、不安感の軽減、払拭に努める」とのことです。

学生や保護者はもちろんですが、広く社会が納得する説明を期待したいと思います。

過去の記事

大阪音楽大学から突然の契約終了通知。 - 音楽ビジネスBlog

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大阪音楽大学から突然の契約終了通知【その後】0219 - 音楽ビジネスBlog

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【から3か月】 - 音楽ビジネスBlog

大阪音大MB専攻問題 - 音楽ビジネスBlog

 

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脇田敬

【イベント開催】音楽シーンの未来を読む「アジア」と「フェス」

http://musictechradar35.peatix.com

2月24日にこちらのイベント行います!

2022年、音楽シーンのトレンドをリードする「コーチェラ」がアジアをプッシュ!

私にとっての音楽シーン2021年最大の衝撃は、コーチェラ・フェスでの88risingのアジア系アーティストが集結したスペシャル・ステージ「Head in the clouds forever」でした。宇多田ヒカル初のフェス出演として世界最大のフェスのメインステージで日本語で「First Love」や「Automatic」を歌う姿は日本でも大きな話題となりました。

youtu.be

毎年4月に開催され、世界の音楽シーンのトレンドをリードする存在となったコーチェラの中継はYouTubeで中継され、私も毎年チェックしています。

そんな、全世界の音楽関係者やファンが注目するコーチェラで、2022年、アジア系レーベル&メディアの88risingがスペシャル・ショーが大々的に行われたのです。

まさに「アジア」が世界の音楽シーンに登場した歴史的ステージでした。

残念ながら私はコーチェラには参加出来ませんでしたが、8月に行われた「Head In The Clouds」に日本から出演したTERIYAKI BOYZに同行させてもらい行くことが出来ました。

ここで、88risingの代表ショーン・ミヤシロ氏に貴重なインタビューすることが出来ました。貴重なライブレポートやインタビューなど、是非ご覧ください。

wakita.hateblo.jp

ちなみに、2日目のラスト、フィナーレでは先日『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞を受賞した中華系マレーシア人女優のミシェル・ヨーも登場していました。映画と音楽合わせた視点でのアジアも面白いですね!

メディアとしての「フェス」

このようにビッグアーティストや気鋭のニューカマー、新しい音楽トレンドを広める力を持った「フェス」は、現代の重要な音楽メディアとなっています。

それは、かつて雑誌が担っていた役割を思わせます。ヘッドライナーは表紙、巻頭のアーティストのようであり、お目当てのアーティストきっかけで新しいアーティストと出会う。様々なストーリーとトピックが集結します。

今回のイベントでは、フェスサイトFestival Lifeを運営し、沢山のメディアに登場する、津田昌太郎さんをゲストに、最新のフェス事情をお話頂きます。

www.festival-life.com

津田さんは、2022年のコーチェラに行かれ、88risingのステージも現地で観られていますし、本イベントのモデレーターの山口さんと共に、インドネシアジャカルタで行われた「Head In The Clouds」にも行かれています。YOASOBIの初海外公演となったこのフェスも話題になりました。

K-POPの流行、映画祭でのアジア系映画の活躍など、注目されるアジア・トレンド、そして世界と日本のフェスに何が起こっているか、お話しできればと思います。

リアルとオンラインのハイブリッド開催で行いますので、是非ご参加お待ちしております。

 

 

 

 

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☆脇田敬☆ 
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2022年4月開講 大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻

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プロデュースやマネジメントなど関わった音源のプレイリストです!

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【から3か月】

大阪音楽大学から契約終了通知が届いてから3か月が過ぎました。

私の意見は最初のブログに書いたことと何も変わっておりません。

事実が明らかになり、契約終了が撤回されることを求め訴え続けます。

過去のブログ

大阪音楽大学から突然の契約終了通知。 - 音楽ビジネスBlog

理由と背景 - 音楽ビジネスBlog

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【その後】0219 - 音楽ビジネスBlog

 

さて、3か月を振り返って。当時はとにかく大きなショックを受けました。直前まで来年も仕事をする前提で、和やかに話していた相手から急に契約終了を叩きつけられたわけですから。その後、この間、なぜこんなことになったのか理由と事実を求めてきました。

 

そんな中、3月12日にアップされた山口哲一さんのブログ記事

大阪音大ミュージックビジネス専攻と岡本忠好教育主任について|山口哲一:エンターテック✕起業|note

は、今回何が起こっていたかの当事者にしかできない誠実な証言です。私同様、大学から多大なダメージを受けた者が、その事実と向き合い発信する事がどれほどの負荷なのか。多くの人に理解して頂きたいです。

 

ブログ内で取り上げられている岡本主任について

山口氏の記事の中で今回大きく取り上げられた岡本主任。
私の契約終了は「俺が希望して、理事会で承認された」と語りました。彼は、その直前まで、にこやかに、「東京との往復大変でしょ」「無理しないでね」「来年は○○だね」など、優しい気遣いの言葉やポジティブな会話がありました。その笑顔の裏で、このような事が進められていた事実は到底理解できなかったです。

レコード会社を辞められてから、再就職、独立が上手くいかず、専門学校の仕事を始めた頃、山口氏から助けられ、恩を受けてきた話を岡本氏の口からも聞いたことがあります。

私も彼のいた専門学校で授業を8年間持っていたので、出世競争に負けて落ち込む姿を見ていました。山口氏が新専攻に彼の名を挙げた時には賛成しました。今回の山口氏のブログを受けて、彼からの説明を聞きたいです。

 

レコ大作曲家Kaz Kuwamuraさん

同僚である、Kaz Kuwamura先生が退職されたことも大きなショックでした。

理不尽なことに異を唱え、学生に寄り添い、故に失望されたこと、その心痛の大きさを思うと、心から怒りを感じます。2021年末にレコード大賞を受賞し、奥様と生まれたばかりの娘さんと一緒に大阪に移住し、作曲家活動と学生指導を現在進行形で行うミュージックビジネス専攻の創設された理念を実現しようとした仲間です。

 

最前線のクリエイターであり、多くの高校大学で教壇に立たれた彼を、このような状況に追い込んだこと。大学の魅力へと活かせなかったことは本当に残念という言葉では言い表わせないです。

 

一番の被害者、学生たち。

何よりも大切な主役である学生たちに、どれほどの不安を与えているか、この3か月の間に少しずつ、知ることが出来ました。

この新専攻のヴィジョンや指導に魅力を感じ、進路として選択してくれた学生たちは、開講して以来、私の誇りでした。「親バカ」ならぬ「教員バカ」ですが、この集団こそ、音楽シーンの未来を切りひらく人材たち「新時代」「最強」の音楽人になる!と思ってきました。その為に私が出来ること、教えられることは何か、提供できることは何か、専任仲間であるKaz氏をはじめ、気持ちを持った先生方と常に議論していました。

 

大学のカリキュラムと方針変更で、本来考えられていた教育が受けられなくなった学生への救済として「山口ゼミBiz」を立ち上げられました。若い方は業界の最先端の先生方から学ぶ機会を活用してもらいたいです。

https://yamasemibiz.peatix.com/



そして、教員、職員の方々。

大学が良くなってほしいという気持ちであることを伝えているつもりですが、皆さんに不安を与えている一因であることは間違いないと思います。いろんな人が心配して下さり、助言下さりました。私は、この問題が深刻化し大学の今後に悪い影響を与えたくないと考えてます。通知後もこの先起こるリスクを説明し、平和的な解決に努力する姿勢も表わしました。

その後の大学理事との面談があったのですが、非常に敵対的な、話し合わず押さえ込もうという姿勢。「裁判でもなんでもやってみなさい」と挑発する理事の態度に、話し合いで解決が出来る相手ではないと判断しました。この時の事も忘れられません。

学生、職員、教員の方にとって、今回の件が悪しき前例とならないよう、大学の判断について事実を明らかにし、再発防止への取り組みが進み、健全な大学運営がされることを希望します。

 

最後に、応援して下さる皆様へ

いろんな方がアドバイス下さるなかで、とにかく体調に気をつけて、とおっしゃられる意味がわかりました。何かと疲れやすく、仕事効率が落ち、ネガティブな感情が湧き上がってきます。

誰の責任で、どういった理由で、決定が下ったか、「合理的な理由」は未だに大学からは明らかにしようという積極的な姿勢がありません。どうやらこの問題は長期化しそうです。

公私とも、心身の健康に気遣い、長丁場に備えようと思います。

 

なんとか、ここまで、やってこれたのは、力になってくださった方の励ましのおかげです。それは、実際に近くにいらっしゃる方だったり、メッセージを下さった方だったり、思い思いの形で私に寄り添ってくださったり、楽しませてくださったり、話してくださったりしました。本当にありがとうございます。

最後の最後まであきらめず頑張ります。

 

大阪音楽大学から突然の契約終了通知【その後】0219


1月27日に投稿した記事「大阪音楽大学から突然の契約終了通知。」は、大変多くの方から反響をいただきました。


wakita.hateblo.jp

 

学生や保護者の方からは、専攻や大学に対して説明を求める声が寄せられています。大学関係者の中でも不安と心配の声が上がっています。

 

入学を検討される方や教育内容に興味を持つ方が見るであろう大学のHPには、今も、教員陣として、退任予定の私や山口氏、客員教授の音楽、エンタメ、関係企業の方々の名前や写真、実績や、関連記事が載っております。
「指導教員や指導内容は、予告なく変更する可能性があります。ご了承ください」等の注意を載せておくべきでしょう。ライブイベントなどでは一般的な対応だと思いますが、若者の未来がかかった選択の材料なので、重い責任を認識するべきと思います。

 

さて、その後の報告です。ここには内容を載せることは出来ませんが、弁護士を通じ質問書を大学に送りました。

 

理事長名義で理由と根拠が書かれてありましたが、一方的な回答であり、到底納得する内容ではありませんでした。適正な調査をした上での回答なのか疑問を感じざるをえません。学生や保護者、心ある教員、職員の方々の心配、不安が高まり、私に対しても多くの方々から大学の対応への疑問の声が寄せられ、説明を求められている中、今回の決定を行った大学経営陣と専攻関係者には、誠実な対応を求めたいと思います。

 

興味関心を持ってくださった方々、応援の声を寄せて下さった方々、改めてご報告の機会を作りたいと思います。報道機関からもお問い合わせ頂いております。この問題を広く知って頂き、改善と再発防止に繋がるよう情報提供や取材に応えてまいります。

 

音楽ビジネス人材育成への私の動機を書いた前回の記事も是非読んでみてください。

wakita.hateblo.jp

 

山口哲一さんが、私について書いて下さった記事はこちら。私個人の話より、それ以外の箇所の方が重要です。こちらも是非読んでみてください。

note.com


引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

祝・最優秀グローバル・ミュージック・アルバム受賞!宅見将典が語るグラミー賞受賞までの軌跡


www.youtube.com

第65回グラミー賞で、宅見将典さん、Masa Takumiさんが「最優秀グローバル・アルバム賞を受賞されました。

 

2月28日のニューミドルマンコミュニティのオンラインイベントMusic Tech Radarでは、この宅見さんをゲストにお招きします。

祝・最優秀グローバル・ミュージック・アルバム受賞!宅見将典が語るグラミー賞受賞までの軌跡

https://musictechradar34.peatix.com/

 

つい先日グラミーを受賞されて、その熱が冷めないうちに、
直接お話を聞ける機会ということで、とても貴重なイベントとなります。
是非、皆さんご参加ください!

 

sate,

世界で一番権威がある音楽賞と言われるグラミー賞は、アメリカの音楽業界のミュージシャンやプロデューサー、エンジニアらで組織されるレコーディングアカデミーの会員による投票で決められます。

宅見さんが受賞した、最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞は、
非西欧のお伝統音楽や伝統楽器を使った音楽の部門です。

色んなインタビューで、宅見さんが語っているのですが、2014年にレゲエ部門でノミネートされた作品に参加されており、それをきっかけに、グラミー受賞を目標に日本とアメリカの両方を拠点として活動するようになったそうです。

音楽の内容が素晴らしいことはもちろんですが、日本人ミュージシャンとしてのアイデンティティを持ちながらも、異文化であるアメリカや世界中の人が共感できる作品内容になっています。
リズムやグルーブ、アレンジなど、今の世界の音楽シーンのトレンドに沿ったものであり、とても親しみやすくなっています。

 


www.youtube.com

biglink.to



そして、グラミー賞を受賞するための戦略をしっかり持ち、見事受賞することで、世界にご自分の音楽を届けることに成功されたわけです。

今、世界中がネットによって、お互いの距離が近くなり、様々な国の文化に興味を持つことが多くなっています。オリンピックが開催されたり、アニメが人気になったりしている日本に興味を持つ人は世界中に沢山います。

そんな人たちが、楽しめる音楽を私たちはどれだけ提供できているかという事について
今回の宅見さんの快挙は考えさせてくれます。

是非、興味のある方、一人でも多くの方にイベント参加して頂きたいと思います。

 

 

あと、もう一つ、私が出演するイベントもあります。
3月8日に大阪のアートエリアB1ミュージックエリアで開催される
大阪音楽大学コミュニケーション専攻さんのイベントでシティポップについて話します。

詳細はこちら!

mcom.jpn.org



デジタルテクノロジーの変化と「シティ・ポップリバイバル
と題して、シティポップの世界的な流行の背景について、お話しします。
入場無料、オンライン配信もあります。
こちらも是非ご参加ください。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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☆脇田敬☆ 
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著書『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務』,

経産省監修『デジタルコンテンツ白書』編集委員

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2022年4月開講 大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻

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